海水(塩分を含む)のかかる場所なので、ニッケル含有の多い、金属屑的にも価値の高いシナモノだろう。
高波などの被害を防ぐために、海岸に設置された防潮扉が盗まれているのが相次いで見つかった。
住民からは不安の声が上がっている。
鳥取県琴浦町。
日本海に面したこの町の海岸道路脇には高潮の被害を軽減するために防潮堤が設置されているのだが。
防潮堤の維持・管理の出入り口として取り付けられている防潮扉5枚が相次いでなくなっていた。
県では盗難事件とみて警察に届けを出した。
住民から最初に通報があったのは8月25日。
その後、先月15日ごろまでに新たに4枚なくなり、合計5枚がなくなっていたという。
高波が来た場合、波が護岸を越える恐れがあり、近くの住民は困惑している。
なくなった扉は1枚100万円程度。
縦横それぞれ1メートルのステンレス製で、重さ約100キロ。
警察では換金目的の盗難とみて捜査している。
被害現場の近くは住宅があるものの、夜は暗く人通りがほとんどないという。
県ではチェーンを取り付けるなど、再発防止策を取り新たな防潮扉を設置する方針だという。
関連:海岸設置の防潮扉が相次ぎ盗難 (ANN)