茨城県水戸市の偕楽園(かいらくえん)で、金属製銘板が盗まれる事案が発生。
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梅の名所・水戸市の偕楽園が今、頭を悩ませている。
橋の装飾が盗まれたり案内標識が壊されたりするなど、去年から心ない被害が相次いでいる。
水戸市にある日本三名園の一つ、偕楽園。
梅の名所で知られるこの場所で、去年の12月から橋の装飾や名前が書かれた銘板が盗まれるなどの被害が相次いでいたことが分かった。
盗まれたのは銅製の銘板10枚、さらに橋の欄干にある装飾品3個だ。
一体、誰が何の目的で犯行に及んだのだろうか。
偕楽園の課長:「こういったものでもお金になりますので、たくさん集めれば買う人もいるのかなと思いますし」
いずれも被害に遭ったのは園内の南側。
24時間出入りが可能となっている場所だ。
偕楽園ではこうした事件はいくつも起きている。
今年2月には園内の案内標識が何者かによって支柱が曲げられていた。
さらに、照明のカバーも割られるなどした。
被害総額は50万円以上だという。
県は同様の被害が起きないよう銘板を固定するボルトが表面に出ない設計にし、また、園内の3箇所に防犯カメラを設置するなど対策を強化している。
銘板は、非常に古いものは銅、古いものは真鍮や砲金の類でできているが、最近のものは安価なステンレス製のものが多い。
銘板など、記された文字が読めればいいからね。
24時間出入り可能な公園での窃盗は楽だが、小さな橋の銘板は小さく、重量的に大きくないので、金属売却用途で売ったとしても割に合わない。
支柱曲げや照明カバー破壊などの事案も考えると、単なる嫌がらせの可能性もあるだろうし、銘板マニア(謎)の可能性も?
ただ、割に合わないかどうかは各人の判断であり、金属売却用途ならこの世の状況をよく表している。