(2021年6月発生、7月報道)
神奈川で相次ぐ「蛇口盗難」についてです。
雨の夜、防犯カメラが「計画的な犯行」の一部始終を捉えていました。
事件は2021年6月30日の午前1時半過ぎに起きた。
男らは解体業者の施設の横の家から侵入し盗み出したという。
解体業者は警察に被害届を提出したという。
水道蛇口は真鍮(銅を含む合金)製なので、銅相場が上がると、買取価格も上がります。
神奈川県内では同様の被害が相次いでおり、相模原市では136個の窃盗被害が報告されている。
昨今、銅(に限らず金属全般)の相場が上がっていることもあり、相場を見て売ろうと在庫を貯めている業者もありますが、セキュリティーが脆弱だと、貯めた在庫を盗まれます。
世界状況で金属相場が上がり、さらに円安進行で日本国内の銅相場が上がっており、2022年4月6日に、国内銅相場の基準となる銅建値が134万円に上がりましたが、これは2021年10月19日(「謎の」14万円上げ)と並び、過去最高値です。
銅を含む金属相場高騰に伴い、金属スクラップの買取価格も上がっています。
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今回は解体業者さんからの盗難ですが、水道蛇口は公園、水田などからも盗まれており、警戒が必要ですが、無人の公園や水田で誰が巡回/警邏する?
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