神奈川県川崎市のマンションでエアコンの室外機を持ち去る盗難事件が発生です。
10月23日夜、神奈川県川崎市のマンションでエアコンの室外機が盗まれる事件があった。
防犯カメラが犯行の一部始終を捉えていた。
23日夜11時半ごろ、川崎市中原区のマンションに設置された防犯カメラの映像。
-自転車を押して現れた1人の男が、落ち着いた様子でマンションの事務所前の室外機を確認している。
男が慣れた手つきで室外機のウラの配線を外すと、火花が飛び散った。
そして男は、室外機を自転車に積み、そのまま持ち去っていった。
その間、わずか7分ほど。現場には切り取られた配線だけが残されていた。
被害にあったマンションのオーナー「全然慌ててない。
何かの作業してるのかなと勘違いするくらい落ち着いている。
(今後は室外機に)鎖つけるなり、下にアンカー打ってコンクリートにとめるなりしたい」
男は50代くらい、黒髪の丸刈りで、上下白の作業服を着ていたということで、警察は窃盗事件として男の行方を追っている。
関連:慣れた手つきで7分…室外機窃盗、防カメに (NNN)
火花が飛び散ったのは、通電しているVA線(Fケーブル)をそのまま切ったからです。
気温が快適でエアコンをつけない時期は、エアコンの窃盗が増加します(夏場は窃盗がスグに発覚してしまうので避ける傾向)。
室外機だけを盗ってどうするのか?と市中の人は思いますが、このサイトにアクセスする人ならご存知でしょう、金属屑として売却するためです。
金属屑ですから、室内機とセットである必要はありません。
エアコンの内部にはアルミのラジエーター、銅管、黒モーター(コンプレッサー)などが入っており、金属屑として売れます。
エアコン屑という分類があるので、分解して個別の金属にする必要もありませんから、そのまま金属屑屋に持ち込むだけです。
エアコンの室外機は重量で買い取りますが、以前の室外機に比べ最近のものは軽い(軽量化が進んでいる)ので、1台あたりの買取価格は低下しています。