[屑屋火災] 大気汚染(PM2.5)にも影響 [福岡県糸島市]

スポンサーリンク

光華_福岡県糸島市

雑品(家電屑)や廃プラを扱っている屑屋で火災、大気汚染(PM2.5)にも影響。

光華

火災発生:光華 福岡県糸島市高祖143-1

2017年7月26日午後9時20分ごろ、福岡県糸島市のリサイクル業「光華」の敷地内から炎が上がっていると119番があった。
市消防本部や糸島署によると、野積みされていた廃家電や廃プラスチックなどが燃えており、消防車18台が出動して消火活動を続けている。
27日午前9時半現在、鎮火していない。
周辺の山林への延焼はなく、けが人はいないという。

発生当初に駆け付けた地元の男性(63)は「真っ赤な炎と黒煙が上がっていた。消防団を中心に消火に当たったが、火が消えたと思ってもまた燃え上がる状態が続いた。周囲は鼻を突くような強い異臭が漂っていて、頭やのどが痛い」と話した。

現場は糸島市と福岡市の市境に近い山中。
近くを通る県道大野城二丈線は、消火活動のため、糸島市の末永交差点から福岡市西区の金武交差点の間で通行止めが続いた。
現場から上がる煙は周囲に広がり、糸島市消防本部や福岡市消防局には「煙のにおいがする」といった通報が100件以上寄せられているという。

また、福岡県は27日午前、福岡市西区に設置している大気中の微小粒子状物質PM2.5の測定機器が一時的に高濃度の数値を観測したとして、福岡都市圏の自治体に野外での激しい運動を控えたり、窓を開けるのを少なくしたりするよう注意を呼び掛けた。
このPM2.5について、火災が影響した可能性があるとしている。

関連:糸島市のリサイクル施設で火災 消火活動12時間以上 煙広がり「異臭」通報100件超す (西日本新聞)

光華_福岡県糸島市

福岡県は27日午前、福岡市、筑紫野市など福岡地域に「注意喚起」情報を出した。
福岡地域内の元岡局、石丸局で、PM2.5の日平均値が70マイクログラム/立方メートルを超える、と予想されたため。
対象自治体は、福岡市、筑紫野市、春日市、大野城市、宗像市、太宰府市、古賀市、福津市、糸島市、那珂川町、宇美町、篠栗町、志免町、須恵町、新宮町、久山町、粕屋町。
これらの地域では、不要不急の外出や、屋外での長時間の激しい運動をできるだけ減らすこと。
換気や、窓の開閉を最小限にし、屋内への外気の侵入をできるだけ少なくすること。
高感受性者(呼吸器系や循環器系疾患のある方、小児、高齢者ら)は、体調に応じて、より慎重に行動すること、が望まれる。

関連:福岡県が福岡市、筑紫野市などに「PM2.5注意喚起」情報 (西日本新聞)

2017年7月27日 微小粒子状物質(PM2.5) 単位:μg/m3

2017年7月27日_微小粒子状物質(PM2.5)_福岡県

福岡市元岡などで、300を超える値が観測されている。

環境基準:年平均値がμg/m3以下、かつ、日平均値が35μg/m3以下

関連:福岡県の大気汚染状況

なお、福岡県では今年5-6月にも、嘉麻市で火災が発生している。

関連:産廃処理場で大規模火災、翌29日も山林に延焼中 [福岡県嘉麻市]

関連:産廃火災継続、自衛隊派遣を依頼 [福岡県嘉麻市]

タイトルとURLをコピーしました