[2016年1月19日午前] 国内銅建値55万円が与えるインパクトとスクラップ屋への影響

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やはり国内銅建値が下がり、55万円となった。

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成人の日の翌日(1月12日)の改定を避け、1日ずらして56万円としたが、やはり上がる傾向がないと理解したのだろう、55万円で改定した。

海外銅国内株、海外株原油も散々だからね、明るい要素がない。

原油12年ぶり30ドル割れ

これで、2016年の履歴は

1月4日:61万円
1月7日:59万円
1月13日:56万円
1月18日:55万円

となった。

2016年銅建値

下げを示す赤色が連続し、真っ赤っ赤だね。

過去の国内銅建値の推移はコチラで見られるが、1月でこれだけ低いのは、近年では珍しいのではないだろうか。

実際に、2010年までの、年始3回の国内銅建値を見てみよう。

2015年 (平成27年)
01月05日(月) 81万円 2万円 ↓(下げ)
01月08日(木) 79万円 2万円 ↓(下げ)
01月14日(水) 74万円 5万円 ↓(下げ)

2014年 (平成26年)
01月06日(月) 82万円 2万円 ↑(上げ)
01月10日(金) 81万円 1万円 ↓(下げ)
01月16日(木) 82万円 1万円 ↑(上げ)

2013年 (平成25年)
01月04日(金) 76万円 6万円 ↑(上げ)
01月09日(水) 74万円 2万円 ↓(下げ)
01月15日(火) 76万円 2万円 ↑(上げ)

2012年 (平成24年)
01月04日(水) 64万円 据え置き
01月10日(火) 62万円 2万円 ↓(下げ)
01月13日(金) 65万円 3万円 ↑(上げ)

2011年 (平成23年)
01月04日(火) 84万円 1万円 ↑(上げ)
01月11日(火) 82万円 2万円 ↓(下げ)
01月13日(木) 85万円 3万円 ↑(上げ)

2010年 (平成22年)
01月04日(月) 73万円 5万円 ↑(上げ)
01月07日(木) 75万円 2万円 ↑(上げ)
01月14日(木) 72万円 3万円 ↓(下げ)

これらを見ると、2016年1月18日の55万円という値がどれほど低いか、お分かりいただけると思う。

賢明なスクラップ屋は昨年末に出荷し切っている(年始後の相場下落や休暇中の盗難を避けるため)だろうが、最終出荷に間に合わなかった入荷分が残っているはずだ。

年末には駆け込みで入荷が増えるので、それなりの在庫があるはず。

で、年が明けたら、この有様。

体力(=カネ)のあるところは相場回復まで在庫にすればいいが、ないところは、損してでも売らないと、次の仕入れのカネがない。

雑線を自社で剥いてピカ線にし在庫単価を下げ、利益を確保するところもあるだろう。

ピカ線(特一号銅線,光特号銅線,ピカ銅)

スクラップ屋は相場に翻弄されるだけでなく、工夫も必要なのだ。

重要なのは、スクラップ屋は、相場が下がると、売上が下がるということ。

売買量は同じであっても、だ。

簡単な話だ。

ピカ線を1kg800円で売ると、800円の売上。

ピカ線を1kg550円で売ると、550円の売上。

同じ1kgを売ったにも関わらず、250円の売上減。

800円あった売上が、550円になるので、約7割に減少。

1kgを仕入れて売るのにかかる費用(=経費)は、同じはずだ。

銀行依存のところは、売上の減少をこの例を使って担当に説明するのだが、担当者は理解ができても、決定権のある「上」は、数字だけを見るからね。

売上げ減は、それを打ち消すだけのインパクトがある。

おかしな話だけどね。

業界に古くから携わる人の中には「(国内銅は)50万円が妥当」という論を持つ人がいる。

最近でこそ、70万円とか80万円であったが、2005年以前の値を見てみよう。

わずか10年前の話だ。

50万円というのは感覚的な値であり根拠はないだろうから、40万円でも30万円でもいいのだが、いずれにしろ70万円や80万円は高すぎたということだ。

国内銅は2006年以降急激に上昇し100万円を突破したこともあるが、そんなに急に上がるのは変だよね。

変な要素で上がったものは、容易に下がるのだ。

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